D-Star のターミナルモードを使用して ICOM IC-9700 からXLX リフレクターへ接続する方法
IC-9700 の イーサネットを利用したインターネット経由の為 HotSpot 無し IC-9700 単体で QSO が可能
ただし、JARL の D-Star 網は経由しない為 JARL レピーターには接続でない
■■ ネットワーク設定 ■■
■ MENU より「SET」をクリックして 設定を行う
■ 「ネットワーク」をクリック
■ ネットワーク設定の要点
1.DHCP は使わず ローカル IP アドレスを設定
2.ネットワーク回線は「FTTH」を選択
■■ 相手先コールサイン設定 ■■
■ CS-9700(クローニングソフトウェア)で IC-9700 内の「相手先コールサイン」を設定する
■「クローン読み込み」ボタンをクリック
■ IC-9700 から PC へ設定データが読み込まれる
■ 相手先コールサイン設定
「デジタル」/「相手先コールサイン」を開き接続するリフレクターを設定
「ネーム」フィールドは他のホットスポット用の設定と区別して頭に「D_」などをつける
「コールサイン」フィールドはリフレクターの名称の前に「/」(スラッシュ)を付け最後の1文字にはモジュール名を付ける
例:
XLX620 の モジュール A に接続する場合 -> 「 /XLX620A 」
■ 「クローン書き込み」ボタンをクリックし編集した設定データを IC-9700 へ転送する
■ 書き込みデータ選択の画面では「自局設定」と「DVゲートウェイ設定」のみを選択
■ 書き込み確認
■ 書き込み中
■ 書き込みが終了すると IC-9700 は停止しているので、電源の OFF/ON を行う
■■ ターミナルモード設定 ■■
■ 起動後に「MENU」ボタンをクリックして画面の「DV GW」ボタンをクリック
■ 「内臓ゲートウェイ設定」をクリック
■ 内臓ゲートウェイ設定
1.「管理サーバアドレス」→ XLX リフレクターの FQDN
2.「ゲートウェイコールサイン」→ コールサインと一文字スペースを入れて D-star の識別符号
3.「ゲートウェイ種別」→ (海外)
4.「UDPホールパンチ」→ (ON)
■ 一つ上の画面に戻り「ゲートウェイ選択」をクリック
■ 「内臓ゲートウェイ(LAN)」を選択
※「Doozy」などのソフトを利用する場合は「外部ゲートウェイ(DATA)」を選択
■■ QSO 開始手順 ■■
■ MENU の「DV GW」をクリック
■ 「ターミナルモード」をクリック
■ 「TO」をクリック
■ 「個人局」をクリック
■ CS-9700 ソフトで設定した内容が表示され、接続するリフレクターを選択
■ PTT を一回押すと TO に設定したリフレクターに接続される
■ 正常に接続できると「UR?」が返ってくる
■ リフレクターのダッシュボードを見ると正常に接続されていることがわかる
■ 接続後の QSO 方法はそのまま PTT ボタンを押せば送信ができる
※ JARL D-Star レピータ のように「TO」を「CQCQCQ」に変更して送信する必要はない
■ 当局のネットワーク環境
1.「OCN光」の グローバルアドレスを持つ IPV4 でポート制限なしの回線
2.該当の IC-9700 の IP へは外部からの静的 IPマスカレードや NAT の設定は無し
■ Special Thanks
JA1XPMさま:「/」スラッシュ付加の情報提供をいただきました。